こんにちは、稲内です。
皆さん、突然ですが和ろうそくってどんなイメージですか?
西洋キャンドルは愛用しているよ~っていう声はよく聞くのですが、和ろうそくを普段使いをしているよ~って声はあまり聞いたことがなかったんです。
私自身も和ろうそくの使いみちって仏事の際に使い、身近ではあるけれど普段使いをするものではないと思っていました(+_+)
ところが・・・。
先日、京都伏見にある中村ローソクさんとご縁があって、お話を聞いたり自分でも和ろうそくについていろいろ調べていると、今までのイメージとは一変( ゚Д゚)
そんな、和ろうそくについて今日は書いてみたいと思います。
そもそも西洋ローソクと和ろうそくの違いって?
原料の違い
その違いは原料にあるそうです。
西洋ローソクの原料は石油由来のパラフィンを使用し、芯は木綿糸でできています。
反対に、和ろうそくの原料は主にハゼの実ですが、最近はハゼの実の減少により米ぬかやパーム椰子から作られた蝋をブレンドして使われいます。どちらにしても、植物由来!また、芯にはいぐさの髄から取れる燈心に和紙を巻いたもの。
和ろうそくは石油を使わないエコな灯りなんですね。
さらに、西洋ローソクに比べすす汚れも少ないし、汚れた場合でも簡単に拭き取れるんだそうです。
これを聞くと、お部屋で楽しむなら和ろうそくの方が環境によさそうですよね(*’ω’*)
炎の違い
西洋ローソクと和ろうそくでは炎も違うんです!
和ろうそくは芯に空洞があることで、火をつけると穴から空気を取り入れてゆらゆらと大きく揺らぎ消えにくいのが特徴とのこと。
仏事で使うことが多いため、火が消えてしまうことがあっては大変ですもんね!!!
また、この揺れは【癒しの効果(1/fのリズム)】で、自然現象の星の輝きやそよ風、蛍の光。さらには人間の鼓動のリズムもこの1/f!
これは、人が快適に感じるリズムなんだそうです。
和ろうそくの灯りを眺めると癒しの効果がある!!!というわけですね♪
どうやって作られているの?
職人さんの手によって全て1つ1つ丁寧に作られているんです。
手で巻いた芯、溶かした蝋を型に流し込み、
固まったら・・・
型からはずして、今度は一つ一つ色付けです。
この工程は一つずつ職人さんの手によってしかできないんです。
どうしてなのか尋ねてみると、
大量生産のように先の芯の方から色をかけるとろうそくの下の方に色が溜まってしまい、反対に下の方から浸けてしまうと芯に色がついてしまうので、こうして一本ずつ串のようなものにさしてろうそくの下のほうから芯の方に向かって1つずつ手で色をかけていくしかないんだそうです。
やさしく、素早く色づけされているその姿はまさに職人技です!
簡単そうに見えるのですが、実際私が体験させていただいたところ・・・。
もたもたしてうまくいきませんでした( ノД`) (当たり前ですが・・・)
私の出来栄えはこの通り。
芯に色はついてるわ、色ムラはあるわで・・・すごく難しかったです。
もちろん、売り物にはなりませんがろうそくとしては問題なく使えるということで、記念にいただいてきました( *´艸`)
このまま色を付けたところまでのもので完成されるものもあるのですが、さらに絵付け職人さんによって絵付けされたものもあるんです。
下書きなしに1つ1つ丁寧に描かれていきます。
これは蓮の花を描いてらっしゃるのですが、中には
こーーーんなに可愛らしく涼しげな金魚が描かれたものもありました(*’▽’)
1本1本に職人さんの技術がたっぷりと詰まった和ろうそく!
西洋ローソク・キャンドルもいいですが、
・植物由来でエコ
・煤がつきにくい
・1/fの炎の揺らめきで癒し効果
・こんなにかわいい絵付き
なら、和ろうそくを日常使いしてみたくなります♪
是非みなさまも和ろうそくを楽しんでみてはいかがでしょうか?
現在トラベルラボでは和ろうそくを使ったイベントを企画しております。
皆様に楽しんでいただける日が待ち遠しいです!!!
ご案内はこちらのホームページでいたしますので楽しみに待っていてくださいね~(*’▽’)
今回お話をお伺いした中村ローソクさん
住所/京都府京都市伏見区竹田三ッ杭町57-8
営業時間/09:00~17:30
定休日/日、祝 第2、4土曜日
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