瀬野です!前回の続きで、ツアー2日目をお伝えします!
鶉野飛行場跡にて気球設営と搭乗体験
今回のツアーで1番楽しみにしておりました。気球に乗せてもらえるなんて。なかなか体験できないですから。その代わり早朝集合6:30。
「朝日と共に気球に乗れるなんて!」とテンションは上がりますが、まずは設営です・・・放射冷却により、これから恐ろしく冷え込んでくるのでした。
ペッちゃんこの気球。ここへ空気を送り込み膨らましていきます。
私はてっきり気球は特殊なガスで浮き上がっているものと思っていました。原理を分かっていなかったのです。
気球は温かい空気によって浮かび上がるとのこと。温かい空気は上へ上へ行こうとしますから。
はじめは大型扇風機で空気を送り込んで膨らましていきます。
気球上部のリップパネルで内部の空気調整により、上昇したり下降したりするようです。
この後ガスバーナーで暖かい空気を送り込んでいきます。段々と気球が立ち上がっていくのです。
気球は上下の調節ができても、左右?横向き移動は風任せ。エンジンともなるガスバーナーで温かい空気を送ると、上部のリップパネルが「パコっ」としまり温かい空気がたまり上昇。しばらくするとリップパネルが解放されて中の空気が少しずつ抜け下降するようになっているそうです。
テスト搭乗をしてもらった後、搭乗しました!バスケットが大きいこととガスバーナー音に圧倒されているうちに上昇していて「え???ここまで上がってるの?」という高さまで上がっていました。
その後、ロープで引っ張られているので「ぐっと」小さな傾きがあったのですが、もうそこで「怖いーー」と大騒ぎとなり、気が付けば地上に戻っていた・・・というあっという間の体験でした。
上昇する時も下降する時もスピードがゆっくりなので、体感的には地上にいる時と変わりませんが、目線を真下に向けると高さに驚き怖くなってました。「遠くを見て!」という声で我に返り気球からの景色を楽しみました。
今回設営から見せていただけたのが、本当によかったです。子供から大人までが楽しめる内容でした。
加西市のモーニング文化
えぇもん王国さんにて朝食をいただきました。気球搭乗体験の後だったので、寒さのため体が冷え切っていたので温かい飲み物と甘い系で。
「アーモンドバター」が有名とのこと。加西市の方も「これを体験してもらいたいです」と。私は初めてだったのでどんな味がするか楽しみでした。「アーモンドバター」と聞いて連想するのは「ピーナッツバター」←これとは全然別物でした。バター+アーモンドチップ+グラニュー糖がメインで作られたものを食パンに塗ってから焼かれていました。
甘すぎず、焼き目が付いたところがサクサクしていて美味しかったです!お店で「手作りアーモンドバター」が売っていたので、お土産に買って帰りました。
北条の町を散策
お腹がいっぱいになったところで、今度は徒歩での視察。地元ボランティアガイドに説明をしていただきました。
酒見寺
加西市には住吉神社があります。古くは酒見大神宮と呼ばれていたそうです。その住吉神社の横にあるお寺、酒見寺です。
酒見寺は行基が神のお告げでここにお寺を開きました。聖武天皇の勅願寺として天皇とゆかりの深いお寺です。何度も焼失しましたが、二条天皇による再建、江戸時代には姫路城藩主の池田輝政や本多忠政、さらには徳川家光が朱印寺と定め再興をしてきたお寺です。
瓦には「葵のご紋」石灯籠には「天皇の菊の紋」が入っていることから、感じ取れました。
五百羅漢
もともと酒見寺にあった石仏500体は寺の再興に伴う信仰・供養のために作られたのではないか?と考えられていますが、はっきりとしたことはわかっていないそうです。
様々な表情の石仏が並びます。お寺の境内には椿がたくさん咲いていて、春の訪れを感じました。
いただいたパンフレットには春夏秋冬の五百羅漢が紹介されていました。春は桜、夏は本尊・薬師如来の縁日「千灯会」8月8日の灯篭、秋は紅葉、冬は雪がかぶった景色とそれぞれの季節に趣を感じます。
ジビエ料理「土一七日屋台」にて昼食
旅=美味しいごはんはかかせません。
鹿カツ定食+炊き込みご飯+鹿肉コロッケ
一人ぼたん鍋膳+炊き込みご飯+鹿肉コロッケ
私はぼたん鍋膳を選びました。これだけでも満足なのに、コロッケまで!
このコロッケがめちゃくちゃ美味しかったのです!遅めの朝食でしたので「カツ」は重いかな?とこちらを選びましたが、お鍋ができあがる前に揚げたてのコロッケを出していただいたので、まずはこちらから・・・といただきました。
鹿肉のくせが残らないようにと、スパイシーな生地になっているのが鹿肉と合っていてとても美味しかったです。大きくて熱々。一気に食べつくしてしまいました。
ぼたん鍋も今シーズン初でしたので、美味しくいただきました。ぼたん鍋好きなんです。弊社で販売した丹波バスツアーのぼたん鍋に行けなかったのが悔やまれていたのですが、ここで食べられてよかったです。
食いしん坊は鹿カツもお味見したかったな~と。
小谷城跡登頂
満腹になり、さてこれからは体を動かします。
小谷城は嘉吉の乱により滅亡した赤松直操の居城。
標高218メートル。これぐらいならお散歩気分で登れるわ~と高を括っていると、えらい目にあいました。保存会の方がきれいに整備され、当日も同行していただいたおかげで登頂しきれたかな・・・と。
山道の落ち葉をきれいに掃除してもらっていたので滑ることもなく、急な坂道も階段になっていたので登れました。坂道だけだと滑ってしまって登り切れませんでした。腰を下ろして休める椅子も途中に整備されていました。
保存会の方のお話だと「NHKで放送されてから登山される人が多くなりました」と。テレビの力は大きいです。私でもちょっと行ってみたくなる気持ちになりますから。
やっとこさで小谷城に登頂すると町が一望できます。気分は「やっぽーーー」と言いたくなる高さ!この日はうっすらと明石大橋も見えました。
青野原捕虜収容所跡
現在の青野原町に第一次世界大戦時に置かれた「青野原捕虜収容所」の一部が残っています。捕虜収容所としての建物が残っているのは、日本でここだけです。
今から100年以上も前の1915~1919年の4年間、500人ほどの捕虜が生活していたところだそうです。(この建物はお風呂場。サウナが整備されていた場所)
現在は、住宅と住宅の間に存在するので、不審者扱いされてしまうため保存会の方に同行していただかないと見学はできません。。
近くの公民館には当時の写真パネルが残されています。外国人の捕虜が塀に囲まれた生活を余儀なくされている風景には「悲惨さ」が正直感じ取れませんでした。娯楽(ビリヤード)・スポーツ大会・遠足・階級によってはガーデニングに家庭菜園といった写真が並んでいたのです。
私の中で学校やメディアから覚えた「日本の戦争」は第二次世界大戦になってしまっています。第一次世界大戦当時のことを目に触れる機会が少なかったように思います。このような機会がなかったら知ることはありませんでした。
今回初めてモニターツアーに参加して、国内素材を勉強してきました。コロナ禍の状況なので、京都府以外へとなると躊躇しておりますが、もっと行動に自由度がでてきた際には活かしていきたいと思っています。
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